よくテレビ等で耳にする「避難準備」「避難勧告」「避難指示」という3つの言葉。
あなたはこの違いを理解していますか?万一の時、あなたの命を救うキーワードとなるかも知れません。
避難準備
「避難勧告」や「避難指示」を行うことが予想される場合に、それに先立ち発令されるのが「避難準備」の情報です。
被害が予想される地域の住民、特に高齢者ら避難に時間が掛かる人に早めの避難を呼びかけるものです。
避難勧告
災害による被害が予想され、人的被害が発生する可能性が高まった場合に発令されます。
指定された避難所など安全な場所への避難を勧めるためのものですが、避難を強制するものではありません。
避難指示
状況がさらに悪化し、災害によって人的被害が出る危険性が非常に高まった場合や人的被害が発生した場合に発令されます。
「避難指示」が出た場合には直ちに避難しなければいけません。
ただし避難しなかった人に対する罰則規定などはありません。
なお「避難命令」という言葉を聞くこともありますが、日本では法律に基づく「避難命令」はありません。
法律で規定されているのは「避難指示」と「避難勧告」のみです。
「避難準備情報」は法律による根拠こそありませんが、自治体が地域防災計画に基づき発令します。